ダクトってなに?
ダクトってなに?
ダクトは一言でいうと空気を運ぶ管です。
当社は、ビルなどの建物における空気調和設備のダクト工事を行っております。
空気調和設備は、機械の設置やダクトの配管によって建物内に空気の流れを作り、温度や湿度、気流、臭いをコントロールするものです。
天井裏や機械室などに通っているため普段目にする機会は多くありませんが、 気密性の高い建物が多い現代において私たちの生活に必要不可欠な物となっています。
ダクトには大きく分けて以下の3つの役割があります。
ひとくちにダクトと言っても様々な形状・材質・大きさ・繋げ方があります。
用途や目的、建物や施工箇所によって角ダクトや丸ダクト、柔らかく自在に曲げられるフレキシブルダクトなど、様々なダクトを使い分け施工を行います。
角ダクトとは四角柱状のダクトの事で、30㎝角程の細いものから2m程の幅の大きなものなどサイズは様々です。
直線の四角柱状のものと、90度やS字に曲がってるものなど様々な形のピースを組みあわせ施工していきます。
施行場所やダクトの大きさにより
亜鉛やステンレス、ガルバリウム鋼板等のダクトの材質や鉄板の厚みも使い分けます。
スパイラルダクトは円筒状のダクトの事で、直径10㎝ほどの細いものから、直径40㎝ほどの大きなものなどサイズは様々です。
こちらも用途などにより材質を使い分け、必要に応じて切断し継手やフレキシブルダクトなどと接続し施工します。
名前の通りスパイラルダクト同士を繋げて長さを伸ばしたり角度をつけて曲げるときに使用する部材です。
90度、45度に曲がっているものや分岐する為のT字・Y字の形、スパイラルダクト同士を繋ぐものなど種類は様々です。
フレキシブルダクトは円筒のジャバラ状になっており伸縮自在で、
複雑な工事や機械の振動による音が気になる箇所など様々な部分に用いられます。
金属製や、塩化ビニル製、保温材・消音材付きのものなど
材質や種類も色々あります。
ダンパーとはダクトの中間に取り付けて風量を調節する装置です。
風量調節のボリュームダンパー《VD》
遠隔操作のモーターダンパー《MD》
逆流防止のチャッキダンパー《CD》
延焼を防ぐ防火ダンパー《FD》
など他にも色々なダンパーがあります。
制気口とは吸込口や吹出口などの総称で、室内の空気を吸い上げたり、外の空気を取り入れたりする際の空気の出入り口になっています。
シャッターやフィルター付きなど種類も様々で用途や施工箇所により使い分けます。
写真は通称”アネモ”と呼ばれるもので、
商業施設の天井などによく見られます。